ペット供養について-ペットロスから、いつも共に‐

家族同然の存在であるペットがもし亡くなったら・・・ペットロスの症状や対処法をご紹介します。手元供養や遺骨ペンダントと呼ばれる方法も。

ペット、それは家族の一員

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2017年の調査によると犬や猫を飼育している家庭は、なんと4世帯に1世帯だとか。(※1) 魚類や鳥類、その他哺乳類等を含めれば、ペットを飼育している世帯数は更に増えますね。
古くは縄文時代にもその痕跡が残っているように、人間の暮らしにはいつも動物の存在がありました。

幼い頃から、兄弟や友達のようにペットと暮らしていた方
お子さんがいなかったり、お子さんの独立後、子供同然に大切にしてきた方
人間の赤ちゃんを見守る温かいまなざしは、時に親のようにさえ見えます。


父親や母親から叱られた時、仕事や学校で辛いことがあった時、あるいはどうしようもなく寂しい時・・・
普段は自由気ままな彼らが、言葉さえ交わせないはずなのになぜか まるで全てを分かっているかのように、そっと隣で寄り添ってくれた。
そんな思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今やペットは、単なる愛玩動物ではなく、家族になくてはならない存在。 愛すべき家族そのものであるといえるでしょう。

ペットロスの症状

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そんな最愛のペットが、もし亡くなってしまったら・・・ とても考えたくない悲しいことですが、生きている以上、別れの時は必ずやってきます。

「ペットロス」という言葉が今日広く浸透しているように、 日々の愛情が大きく、共に過ごした思い出が多ければ多いほど、 彼らを失った時の悲しみは計り知れないものがあります。

「あの時もっとこうしてあげればよかった」といった後悔や、何よりも大事な家族が欠けてしまった喪失感は、 多くの飼い主たちを苦しめ、心に深い傷をもらたしてしまうことも。

・疲労感が続き、何もやる気が起きない
・食欲の減退
・楽しいことに何も興味が湧かず、急に涙がこぼれる
・よく眠れない

上記のような状態が一ヶ月以上続く場合は、ペットロスであると言えるかもしれません。

ペットロスの乗り越え方

苦しいペットロス。克服し、立ち直っていくためのヒントをいくつかご紹介します。

1.悲しいときは悲しみ、思い切り泣く

大切なペットを失った際、悲しみを押し殺して 無理に気丈に振る舞ったり感情に蓋をしてしまうと、 かえって立ち直るまでに時間がかかってしまうことも。 また、涙には心を癒す効果もあるのだとか。
ペットの死ときちんと向き合い、悲しむ時間を取ることは、 乗り越えていくための第一歩であると言えそうです。

2.家族や友人知人と語らい、思いを共有する

大切な存在との楽しかった思い出やエピソード、あるいは死へのショックや後悔などを 誰かと話す環境は、心を整理する上でとても重要なことです。一緒に過ごしてきた家族や、同じようにペットを失った経験者であれば、 その気持ちをきっと受け止めてくれるはず。
反対に、もし身近にペットロスに苦しむ人がいたら、 その声に耳を傾け、じっくりと聞いてあげることが重要です。

3.ペットの葬儀やお墓を作り、供養する

葬儀やお墓には、亡くなった存在を供養するだけでなく、 残された人の気持ちの整理をつける意味合いもあります。 実際にそういった場面を迎えたとき、手厚く弔ってあげたいと考える方は多く、 近年、ペット専門の葬儀やお墓も様々なサービスが出てきています。

4.遺骨や毛、歯を取って置き、手元供養をする

火葬をした後は、お墓や納骨堂、小さな仏壇を置くなど様々な方法がありますが、 ご遺骨などの思い出の品を少量取り分け、いつも身近に感じる「手元供養」という方法もあります。

ペットの手元供養

遺骨ペンダント

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遺骨ペンダントとは、ペンダントやリング、ブレスレットの一部に空洞があり、 遺骨や毛を納めて身につけることができるジュエリー。 一見、遺骨ペンダントとは分からないようなシンプルで日常使いしやすいものが多く、 かつて散歩した場所に一緒に出掛けたり、いつでもどんな場所でも身近に感じることができるのが特徴です。 近年の人気から、デザインや素材のバリエーションもとても豊富です。

ミニ骨壺

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ご自宅に置けるものとして作られた小さなミニ骨壺。手のひらサイズが主流です。 骨壺といえば真っ白な磁器のものがほとんどですが、 ミニ骨壺は、素材は磁器のほか、金属やガラス、木製など様々あり、 カラフルな色や柄の入った可愛いらしいデザインも多数あります。

ペット用として特に人気なのは、写真と一緒になったミニ骨壺です。
一見、普通の写真立てと変わらないデザインですが、 裏側にペットの遺骨や毛を納められることができます。

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写真とセットになったミニ骨壺タイプ

こうした手元供養を行い、愛するペットをいつも身近に感じることで、 前向きな気持ちになれたという方も多く、近年新たな供養の方法として注目されています。

最後に

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愛するペットを失った時、多くの人は言葉にならない悲しみを経験します。 その死をなかなか受け止められなかったり、落ち込んでしまうのは 辛く苦しい時間ですが、人として正常な反応であると言えます。

時間をかけてご自身に合った対処方法を探していくことで、 いつか、ペットとのかけがえの無い思い出を胸に、 また前を向いて生きていくことができますように。
きっとそれは、周囲の、そして誰より亡くなったペット達の願いでもあるのではないでしょうか。

※1 平成28年全国犬猫飼育実態調査 結果(一般社団法人ペットフード協会) http://www.petfood.or.jp/topics/index.html