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仏壇の相場っていくらくらい?

  • ミニ仏壇

お仏壇は高い。
小さいサイズなのに、冷蔵庫ぐらいの大きさの仏壇と値段に差がない!
仏壇店や新聞のチラシ・広告などで明示されている仏壇の値段を見て、そう思われたことはありませんか?

仏壇は、大きさとお値段はまったく比例しません。
残念ながら小さいから安くなるわけでは、ありません。
お値段が高くなる(あるいはお値ごろである)のには理由があります。
なぜお仏壇のお値段に差が出るのか、一緒に考えてみましょう。

理由その1

素材が違う

お仏壇は主な素材は木材を使用します。
異素材として、蝶番に金属、ガラスなどをアクセントに使うことはありますが、ほぼ木製です。
仏壇は、主原料である木材の価格がお値段にダイレクトに反映されます。
希少材を使うと、価格はさらに上昇する傾向に。
カラーボックスで多用されるMDF集積材のような、比較的安価な素材の仏壇も販売されています。このタイプであれば価格は低く抑えられます。
仏壇のお値段は、主原料に大きく左右されるとお考えください。

理由その2

大きさが価格に比例しないのは、製造工程が変わらないから

手で持ち運べるサイズと、大型冷蔵庫ぐらいのサイズ、見た目からも大きい方が高く、小さい方が安い、そうお考えになりませんか?
仏壇は、その1で述べた素材が価格に反映されるのは納得でも、大きさ(小ささ)が価格に比例せず、あまりお値段に差がでないことには納得ができません。
これには理由があります。
お仏壇は構成する部品の大きさに関わらず製造する手間は変わりがありません。
小さいから短納期で仕上がるわけでもありません。
ですから、大きさに関わらず工賃は同じになるのです。
電化製品のように全自動で量産できず、人の手で組み上げる品であるのもお値段が下がりにくい理由になります。

理由その3

1点ものか、大量生産か

とはいえ、新車が買える価格帯の仏壇もあれば、1万円台、あるいはそれ以下の仏壇も実際に存在します。
こう考えてみてはいかがでしょう。
大量生産で何百何千と同じ規格で製作される商品はお値段が控えめになります。
原材料を大量に調達でき、同じ品を一気に製作できれば製造工程も省力化できますから1点あたりのお値段は下がります。
お値段がお手頃な仏壇は、企業努力のたまもので、あらゆるコストを抑えて、価格に反映されているのです。
高い仏壇は、オーダーメイド商品、あるいは点数が少ない商品と同じく、カットされたコストを度外視した、芸術品のような職人技の粋を集めた仕上がりが魅力です。
1点もののようなグレードの高いお品になればなるほど高価格帯になるのは自然な流れかと思います。

まとめ

一概にお値段が高いから良い・低いから悪いとは言えないのが仏壇・仏具です。
ライフスタイル・サイズ、お値段と、お一人お一人の状況に応じて柔軟にお選びいただけるのが今どきのお仏壇市場です。
お選びになるお客様が「良い」と思い、納得ができるお仏壇は唯一無二のお品。
ふさわしいお品との出会いをお手伝いできますように、願っています。

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